かめや和菓子部 / 雨水

皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「織」チームです。
今回は2月19日頃、「雨水」のお菓子をご紹介いたします。

「雨水」とは、降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃のこと。
この時期の月は秋冬の澄んだ空に浮かぶ月とは対照的に、朧げで、ほのかに橙色をおびた優しい雰囲気があります。

今回は、そんな春の暖かい夜空が月を包み込むような風景をテーマにお菓子をお作りいたしました。菓銘は「春月夜」です。

「三日月」と聞くと、縦に立った形を想像する方も多いと思います。
しかし、春の三日月は、まるで舟のような形で寝ているように見えます。

実は、月は太陽とほぼ同じ軌道を通ります。この軌道(黄道)は天の赤道に対して、約23度ほど傾いていますが、春になると垂直近くまで傾きが大きくなります。その結果、地平線に対して水平な三日月になります。

淡い紫と白の上用に焼き色をつけ、朧げな春の夜空の幻想的な風景を表現いたしました。中は黒こし餡を包んでいます。羊羹製の三日月を、ゆったり寝ているように添えました。

春が近づいてはおりますが、まだまだ日中の寒暖差が続きます。
どうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。

・本店:2月19日(木)〜2月25日(水)
・京都伊勢丹店(直営店):2月21日(土)のみ
・高島屋京都店 季節生菓子コーナー:2月25日(水)のみ

次回は、3月5日(木)頃に「啓蟄」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいたします。

(かめや和菓子部 識チーム / 會田、稲畑、川井、山下)