皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「風」チームです。
今回は5月5日頃、「立夏」のお菓子をご紹介いたします。
「立夏」とは暦の上での夏の始まりで、木々の緑がまぶしく輝きはじめる頃。
春の柔らかな空気から、少しずつ青さと清々しさが増していく、季節の変わり目の時期をいいます。
今回は、この時期にピンクや白の可憐な花を咲かせる、「花水木(ハナミズキ)」の花を題材にいたしました。

「花水木」は、1915年に日本がアメリカのワシントンD.C.に桜(ソメイヨシノ)を寄贈した返礼品として渡ってきた品種です。この出来事から「返礼」という花言葉が付きました。他にも「永続性」などの花言葉があり、2〜3週間かけてゆっくりと咲き続ける穏やかさであったり、散り急がず、しばらくそこにあり続ける姿にぴったりと当てはまります。

4枚の花びら(正確には総苞)はほぼ均等に十字形に広がり、どこか幾何学的な美しさを持っています。そんな姿をあらわすために、木べらをつかって丁寧に四等分にし、繊細な色の重なりをぼかしで表現いたしました。

中餡は、ピンクグレープフルーツ餡でご用意いたしました。
生のピンクグレープフルーツの果実と果汁を白餡に合わせ、絶妙な酸味と、爽やかな余韻が残る初夏の味わいとなりました。断面の色合いもぜひお楽しみください。

「花水木」の控えめでありながらどこか品のある佇まいを映した和菓子を、お楽しみいただけますと幸いです。
こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。
・本店:5月5日(火)~5月11日(月)
・京都伊勢丹店(直営店):5月9日(土)のみ
・髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:5月6日(水)のみ
次回は5月21日(木)頃に「小満」のお菓子をご紹介いたします。
引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 風チーム / 會田、西村、田井中)