皆様は工芸菓子というものをご存知でしょうか。
工芸菓子とは、和菓子の材料を使って本物に忠実に作る飾り菓子です。


先日作った工芸菓子の製造風景です。
砂糖、米粉、白あんを合わせて作ったあんぺいという生地を染め、薄く伸ばしていきます。
伸ばしてはたたみ、伸ばしてはたたみ、と何度も何度も繰り返していくと、きれいなグラデーションができます。

こちらは、手作りの抜き型。




先ほどの生地を、葉っぱの型で抜いて乾燥させます。
翌日焼きごてのようなもので、枯葉のように焼いていきます。
さらに乾燥させて完成です。
木の葉脈などは、木型を使ってつけました。







こちらは栗とどんぐりを作ります。
アルコールで解いた色を塗っていきます。
一晩乾燥させたら、仕上げていきます。
つやつや。
今回は、秋のショーケースの中に飾りました。
ディスプレーに花を添えます。
本物に間違われると嬉しいような寂しいような。