京都の嵐山にある「星のや京都」様とご縁をいただいたのは、2016年の1月でした。
シャンパンに合わせる季節感のあるウェルカムスイーツのご依頼を頂きました。


写真のものは、1番最初にお作りしたお菓子で、代表銘菓「烏羽玉」と、小さな桜餅、蕗の薹(フキノトウ)の餡玉をお作りしました。
お干菓子は、「枯れた大地から新芽が出ている生命力」、というリクエストで、黒糖の浮島を乾燥焼したものと、はったい粉の落雁に、
生砂糖で作った芽(画像には映っていませんが。。)を添えています。
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こちらは、真夏の時期で、烏羽玉・白桃・胡椒とパプリカに、すだちのかき氷が添えられています。

初夏には、烏羽玉・そら豆・甘夏に、3種の琥珀を添えています。
星のやさんは、甘味のほかに、酸味、苦味、塩味、コク味にもこだわられていて、初めて扱う食材も多く、毎回のお打ち合わせがとても刺激的で勉強になりました。
中でも特に印象的に残っているお菓子が、「ミョウガ」を使ったお菓子です。
ミョウガをスパイスを効かせた合せ酢でマリネし、白餡と外郎で包みました。シャキシャキとした食感も特徴的で、とても挑戦的な1品でした。
お菓子によって合わせるお酒も厳選されており、試作・試食も楽しかったです。