皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「地」チームです。
6月5日頃、「芒種」のお菓子をご紹介いたします。
「芒種」とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃をいいます。
この頃から、梅雨入りをむかえる地域が増えていきます。

最も雨が似合う花であり、しっとりと濡れた姿が梅雨時の風物詩とも言える「紫陽花」。
今回は、その花びらの上でつやめく雨露をモチーフにしたお菓子を考えました。
花びらから花びらへと滴り落ちたり、揺れるようにその場にとどまったり..と、思い思いの動きを見せる雨露を、透明感のある錦玉羹で表現いたしました。

蒸し暑い日でもお召し上がりいただきやすいように、錦玉羹にほんのりライチリキュールとレモン果汁を加えています。
冷やしてお召し上がりいただくのもおすすめです。

菓銘は、雨に濡れた花を意味する「露花(ろか)」としました。
ジメジメとした空気に覆われ、鬱々としてしまいがちな時期ですが..。
自然の美しさをあらわしたこちらのお菓子で、少しでも清らかな気持ちになっていただけると幸いです。
こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。
・本店:6月5日(水)~6月11日(火)
・京都伊勢丹店(直営店):6月8日(土)
・高島屋京都店 季節生菓子コーナー:6月5日(水)
次回は、6月21日(金)頃に「夏至」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願い致します。
(かめや和菓子部 地チーム / 潮田、原、田井中)