皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「地」チームです。
今回は11月7日頃、「立冬」のお菓子をご紹介いたします。
立冬とは、木枯らしが吹き、冬の始まりを告げる頃。
ぐっと気温が下がり、早いところでは初雪の報せが届く時期です。
今回は、立冬の季節に花開く「茶の花(ちゃのはな)」をモチーフに、芋練り切りで花弁を、黄色い蕊をきんとんでお作りしました。

芋練り切りとは、白餡と蒸した芋を漉して練り切りの生地に合わせたものです。
白色の発色が綺麗に出るため、芋練り切りでお作りすることで、「茶の花」の可憐な白い花弁を表現いたしました。
ふっくらした蕾から、満開になる少し前の様子を表しています。
菓銘は、「茶の花(ちゃのか)」としました。

名前の通り、お茶の木に咲く花である「茶の花」。
今の時期が旬ではありますが、お茶の葉に十分栄養がいき渡るよう、花や実は刈り取ってしまうところが多いため、あまりお目にかかれないお花です。
そんな、なかなか巡り会うことのできない「茶の花」を、冬の始まりとともに愉しんでいただけますと幸いです。

こちらのお菓子は、下記の期間に販売いたします。
・本店:11月7日(木)~11月13日(水)
・京都伊勢丹店(直営店):11月9日(土)
・高島屋京都店 季節生菓子コーナー:11月13日(水)
次回は、11月22日(金)頃に「小雪」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子 地チーム / 潮田、鵜丹谷、田井中)