皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「火」チームです。
今回は9月23日頃、「秋分」のお菓子をご紹介いたします。
「秋分」とは徐々に日が短くなり、次第に秋が深まっていく頃を指します。
まだ夏の名残が強い日々が続きますが、
夕暮れの空の茜に少しずつ秋を感じられるときが増えてきました。

今回のお菓子は、
茜色の外郎にトンボの焼き印を入れることで秋の夕焼け空をあらわしており、
「夕焼、小焼の、赤とんぼ」と歌う声が聞こえてくるようです。

【赤とんぼ】は大正時代の作詞家、三木露風によって自身の幼児体験を思い浮かべながら作られた歌で、長く親しまれている童謡の一つです。
「小焼け」という言葉は、リズムを整えるための造語とされている説や『夕焼けがだんだん薄れること』とする解釈と様々ありますが、より郷愁を感じさせます。

菓銘は「茜空」でございます。
どこか懐かしい気持ちを抱かせる意匠に仕上がりました。
夕焼け空を眺めながら温かいお茶と一緒にお召し上がりくださいませ。
こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。
・本店:9月23日(火)~9月29日(月)
・京都伊勢丹店(直営店):9月27日(土)
・髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:9月24日(水)
次回は、10月8日(水)頃に「寒露」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 火チーム/板山、西村、前田)