こんにちは。
ご覧いただき、ありがとうございます。
『かめや女子・かめや男子和菓子部』をSNSを中心に発信しておりますが、
「これはなんぞや?」とお思いの方もおられると思いますので、ご説明いたします。
長くなりますが、興味のある方は、読んでくださいませ。
2019年
5月 取引先様との会話の中で思いつき、『かめや女子和菓子部』を発足。
20代~30代の女子社員計12名でスタート。
普段の仕事は部署が異なる(職人・販売・事務)メンバー混合のグループ
3つに分ける。
(春チーム、夏チーム、冬チーム) ※秋は「飽きない」為に、無いです。
6月~二十四節気にあわせたお菓子を企画・試作・PR・製造・販売する。
12月 京都伊勢丹の女子部とコラボレート。
京都伊勢丹地下にある喫茶スペース「菓子のTASHINAMI」にて、
菓子デザートの販売。
2020年
1月 池坊短期大学とコラボレート
二十四節気に合わせた生け花との展示
2月 『かめや男子和菓子部』発足
これで、4グループになり、少し余裕ができる。
3月 北野天満宮で行われる「京菓子コレクション」で、
初のトークショーの予定がコロナの影響で中止に。。
5月 当初の目標「1年継続」達成!!
2021年
9月 かめや女子・男子和菓子部を合わせ、〈かめや和菓子部〉に統合。
6グループ(計19名)に再編成。
現在 若い感性を活かした楽しい和菓子を二十四節気に合わせて発信中です。


発足のきっかけ・目的・目標
きっかけ:
私は、嫁という立場で入社をし、早い時期から販売、商品企画や提案、試作、時には営業をさせてもらってきました。
その時々の思いで、「こんなお菓子があったらいいな」、「こんな時に使いたいお菓子は何かな。」と常に考えてきました。
考えてできたお菓子が店頭に並ぶ嬉しさやお客様が喜んでくださることも経験し、
又、企画倒れになったり、売れずに資材が残ってしまったり、自分の力不足を実感したり、という苦い経験もしました。
そして実際に経験させてもらえたことで、たくさん学ぶことができました。
20代には20代だからこそ思いつくこと、30代になり母親になってこそ思いつくこと、40代になりやはり身体に良いものがいいなあ、と思うこと。
それぞれの年代でアンテナが異なり、発想も少しずつ変わってきました。
そして、40代の私の考えるお菓子は、今の私が良いと思うものであり、良くも悪くも20代の頃の発想とは少し違うものだと感じるようになりました。
そして、新商品の試作をお願いする場合、おのずとベテラン職人にお願いすることが多く、若い職人さんは機会が少なかったです。
そんなことを考えている内に、今の20代30代だからこその発想をもっと活かせる場を作り、
もっと広く沢山の事を経験してもらえたら、と思い、急遽かめや女子和菓子部を発足しました。

目的:
①企画~販売まで行うことで、様々な経験をしてもらいたい。
楽しいことも、大変なことも何事も経験することが一番。できれば若いうちに経験できれば伸びしろがいっぱい。
②若い方の持っている感性を活かしてもらう機会を作りたい。
③部署外のメンバーと交流してもらい、日々のコミュニケーションがより円滑に。
お互いの刺激になり、楽しみになり、学びになれば。
④季節の事、お菓子の事を自ら学ぶきっかけにしてほしい。
⑤お客様へ発信し、季節の移ろいを楽しんで頂ければ大成功。

目標(当初):
とにかく1年継続!!
(無理のない範囲で、比較的作りやすい素材で。繁忙期もあるので、とにかく継続することを第一目標とする)

実際やってもらって思っていること:
『若い力はすごい』、ということ。
最初は、恐らく「こんなことやりたい。」「こんなの作りたい。」などが先行して、迷宮入りしてしまうグループもあったり、
いきなり難易度の高いものに挑戦してしまったり、和菓子の枠(型)からはみ出していてこれでは販売難しいというお菓子もあったりしました。
気合が入り過ぎていたのか、目標が高すぎたのか。
部員も仕事の合間をぬって、もしくは残業して試作して、でも何度も駄目出しされて、の繰り返し。。。
気まずい雰囲気にもなり、疲弊し、継続が危ぶまれた時期もありました。
しかし、回を重ねるごとに、私たちの意図していることもくみ取ってくれるようになり、コツをつかみ始め、
どんどん仕上がるスピードが上がってきました。
今では、一発OKのお菓子もあり、発想も見た目も若い感性ならではの素敵なお菓子が生み出されています。
きっと中には大変だと思っているメンバーもいると思いますが、
お客様をもっと身近に感じ、だれかに喜んでもらうことを考え、お客さまの声を励みに頑張ってほしいと思います。
皆様方も一緒に四季の移ろいを楽しんで頂ければ幸いです。
末永くお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
吉村由依子