第30回 かめや女子和菓子部

皆さま、こんにちは。

二十四節気にちなんだお菓子を企画・制作する「かめや女子和菓子部」です。
10月23日頃「霜降」のお菓子をご紹介致します。

見上げる木々が色づき始め、霜が降る頃。
暦の上では秋の最後の節気となります。

氷の結晶である霜は、昔は朝に外を見たとき庭や道沿いが真っ白になっていることから
雨や雪のように空から降ってくると思われていました。
その為、霜は「降る」といいます。
澄んだ空気が美味しく、色とりどりの落ち葉や木の実が落ちていて、
自然の中を散策するにはとても楽しい時期です。

今回は、色鮮やかに染まった山々に、木の実と霜が落ちた様を表現致しました。
こし餡の中には旬の栗を入れて、秋らしいお菓子になりました。
菓銘は「木の実しぐれ」。

BH4A0791★★

先人たちは木の実が落ちる音を時雨に見立て、「木の実時雨」と呼んでいたそうです。
昔の人の発想は面白いなぁと思います。

本店限定で、10月23日(金)~10月29日(木)の期間、販売致します。
是非ご覧くださいませ。

次回は立冬の頃に、かめや男子和菓子部がお菓子をご紹介致します。
引き続きよろしくお願いいたします。

(かめや女子和菓子部 チーム冬/川添、張、山下、森本、田井中)