ローソンとのコラボ企画について

2020年 秋 
コロナによる外出自粛期間が長引き、業界全体に疲弊感が漂っていた頃、
ローソンの担当の方と、佐々木酒造の佐々木様からコラボ企画に協力してもらえないかとお声がけを頂きました。

企画の趣旨

賛否両論ありましたが、話を聞いてみると、
・京都の素材を使い、また京都のお店が協力することで京都の活性化に寄与する。
・収益は、京都の未来を担う子どもたちを支える「京都市はぐくみ未来応援事業」に寄付する。

という内容であったため共感し、ご協力できるならと、今回初めてのコンビニとのコラボがスタートしました。

具体的には、京都市産業技術研究所と佐々木酒造が共同開発した「べっぴん米糀」を使用した商品を、
京都に店を構える「京料理 木乃婦」、「マールブランシュ」、「小川珈琲」と「亀屋良長」が監修し、近畿2府4県のローソン店舗で期間限定で発売する。
また収益の一部は寄付する、という企画でした。

右が京菓子司 亀屋良長 監修「米糀と白みそのブランマンジェ -ほうじ茶寒天と杏添え-」、
左は京料理 木乃婦 監修「米糀と夏野菜の冷し彩りおうどん -だしジュレ仕立て-」
第一弾として7月6日より販売されます。

米麹を使った商品開発

佐々木様とは以前よりコラボをさせて頂いており、米麹もつかったことがあったのですが、餡と合わせるのは難しいと経験上感じていました。
夏に販売するとのことでしたので、今回は乳製品と合わせて、爽やかな寒天を使ったデザートが良いのではないかと思い、試作を重ねました。

名前は一般的に分かりやすいように「ブランマンジェ」としました。
洋菓子のような名前と見た目になりましたが、どこか懐かしいような牛乳寒天のイメージです。

試食風景

特に何度もこだわった部分は、以下の部分です。

・まずは、主役である米麹の風味を引き立てるために、米麹の量の微調整。
 また本田味噌本店の白味噌を隠し味にいれ、味のバランスを調整。

・利招園茶舗のほうじ茶の抽出方法の違いによる風味・渋みの調整。
・あんずの酸味と風味の加え方。適切な量。
・ゲル化剤ではなく寒天をつかい、なおかつ口当たりのよい食感に。

ぎりぎりまで試食・試作を重ね、最終的にパーツごと別々で食べても美味しく、
また一緒に食べても複雑な味が絡み合いつつ
バランスの良いデザートに仕上がったと思います。

ロイヤリティについて

今回のロイヤリティは全額寄付させていただきます。
少しですが、これからの未来を担う子供達に役立ててもらえたら嬉しいです。

京菓子司 亀屋良長 監修「米糀と白みそのブランマンジェ -ほうじ茶寒天と杏添え-」 1個 295円(税込)

販売期間 2021年 7月6日~約3週間(売り切れ次第終了)
販売店舗 近畿2府4県 約2,400店舗のローソン(福井県小浜市・美浜町・高浜町・若狭町 三重県名張市・熊野市・伊賀市・御浜町・紀宝町の店舗を含む)

さらに詳しい内容などについては、こちらの記事をご参照くださいませ。