皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「地」チームの製造・松林です。
今回は3月5日頃、「啓蟄」のお菓子をご紹介いたします。
「啓蟄」とは、大地が暖まり、土の中で冬ごもりしていた生き物たちが目を覚ます頃。
ひと雨降るごとに暖かさを増し、春に近づいていきます。
立春を過ぎて初めて雷が鳴るのもこの季節。
「虫出しの雷」とも言われ、これを合図に動植物たちは春の訪れを感じ、活動をはじめるそうです。
今回は、春先の雷と、恵の雨を受けて植物が芽吹く様子を「黄身しぐれ」で表現いたしました。


表面の割れ目で稲妻を、割れ目から垣間見える若草色で、これから芽吹く植物をあらわしました。
菓銘は「初雷(はつらい)」
中を割ると、大地を思わせるこしあんと若草色に染めた白あんが現れ、景色の変化もお愉しみいただけます。

こちらのお菓子は
本店:3月5日(土)〜20(日)まで、
JR京都伊勢丹店:3月5日(土)、
髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:3月9日(水) に販売させていただきます。
次回は、3月21日頃に「春分」のお菓子をご紹介させて頂きます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 地チーム / 製造 松林)