皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「水」チームです。
今回は6月6日頃、「芒種」のお菓子をご紹介いたします。
6月6日は、二十四節気の「芒種」にあたります。
「芒種」の「芒」とは、稲や麦などイネ科の植物の先端にある棘のような突起のことで、「芒」のある穀物の種をまくのに適した季節とされてきました。
新暦の6月初旬はというと、田植えは済み、麦はむしろ収穫の時期を迎えるなど、本来の「芒種」とはそぐわないところがあります。
しかしながら、春に芽吹いた数々の命が、いよいよ迎える梅雨をたっぷり受け、育まれてゆく季節であることに違いはありません。
6月6日にたくさん雨が降ると、懐かしの童謡が聞こえるようです。
そんな雨の季節も楽しく感じられるような、瑞々しいお菓子を作りました。

菓銘は「翠滴(すいてき)」。
梅雨空の下で青葉が湛える雨滴や、梅雨の晴れ間に川面に落ちる涼しげな緑蔭を
水まんじゅうの意匠に写しました。


葛と醒ヶ井水を使った水まんじゅうから、旬の青梅を使った爽やかなこし餡が
透けています。カットした果肉も入れておりますので、よりしっかりと青梅を
お楽しみいただけます。
冷蔵した状態で販売いたしますので、そのままひんやりとした口当たりを
お楽しみください。

※要冷蔵商品です。当日中にお召し上がりくださいませ。
こちらのお菓子は、6月6日(月)~6月12日(日)まで、本店のみにて販売致します。
次回は、6月21日(火)頃に「夏至」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいいたします。
(かめや和菓子部 水チーム /會田、山下、伴、小中)