かめや和菓子部/夏至

皆さまこんにちは。

かめや和菓子部「火」チームです。
今回は6月21日頃、「夏至」のお菓子をご紹介いたします。

「夏至」とは、 「日長きこと至る(きわまる)」という意味で、日の出から日の入りまでの時間が一年でもっとも長い日のことをいいます。
毎年6月21日、もしくは22日に訪れ、この日を境に、だんだんと日が短くなっていきます。

日本や世界各地では、この「夏至」にまつわる様々な行事や風習があります。

今回のお菓子は、この時期の行事「夏越の祓(なごしのはらえ)」を象徴する「茅の輪(ちのわ)くぐり」をモチーフにいたしました。

「夏越の祓」とは、一年の半分にあたる6月30日に、 半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。

まず神職が大祓詞(おおはらえことば)を宣り、その後に参拝者は穢れを人形(ひとがた)に移し身を祓い清めます。
その穢れを移した人形を収めた箱と共に、神職が茅萱 (ちがや)という草で編まれた茅の輪をくぐり、残り半年間の無病息災を祈願します。

お菓子は、外郎生地に緑の内ぼかしを入れ、焼印ときんとんで茅の輪が佇む姿を表現しています。
銘は「夏越(なごし)」。

今年の夏は、例年よりも猛暑の予想です。
残り半年の健康を願いながら、召し上がってみてはいかがでしょうか?

こちらのお菓子は、下記の期間に販売いたします。
・本店:6月21日(火)〜27日(月)
・髙島屋京都店:季節生菓子コーナー:6月22日(水)
・京都伊勢丹店(直営店):6月25日(土)

次回は、7月7日(木)頃に「小暑」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいいたします。

(かめや和菓子部 火チーム / 西澤、吉井、砂原)