皆さまこんにちは。
かめや和菓子部「地」チームです。
今回は8月7日頃、「立秋」のお菓子をご紹介いたします。
「立秋」は、秋のはじまりを指します。
体感的には夏真っ盛りで、残暑が続きますが、夕暮れの空模様や風などに、ふと秋の予感を感じ始める頃。
そしてこの期間に、日本の夏の伝統行事「お盆」を迎えます。

今回は、盆入りの日に焚く「迎え火」をあらわしたお菓子です。

迎え火とは13日の盆入りに、ご先祖様をお迎えするための目印として、玄関先や庭などで、オガラという木材を焚くことを言います。
火を焚くことが身近だった昔と異なり、現在は防火上、見かけることも少なくなりましたが、お寺で迎え火を行うところもあるそうです。

口当たりの良い葛羹に、ゆらゆらと揺れる炎をうつしました。
葛羹には、旬を迎える洋梨ピューレを加えているので、ひと足先に秋に味覚をお愉しみいただけます。

菓銘は「迎え火」。
ゆらゆらと揺れる炎を見ていると、大切な人の在りし日を思い返したり、ご先祖様に感謝の念を抱いたり、お盆のひとときの過ごし方もより深まる思いがいたします。
こちらのお菓子は、下記の期間に販売いたします。
・本店:8月7日(日)〜13日(土)
・京都伊勢丹店(直営店):8月13日(土)
・髙島屋京都店:季節生菓子コーナー:8月10日(水)
次回は、8月23日(火)頃に「処暑」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願いいいたします。
(かめや和菓子部 識チーム / 潮田)