蓬莱山(ほうらいさん)の注文が入りました。製造風景をのぞいてみます。
![BH4A7676](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7676-1024x579.jpg)
蓬莱山とは、中国の「とこよのくに」にあるといわれる「おめでたい山」のことです。
![BH4A7693](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7693-1024x578.jpg)
つくね芋をすった上用まんじゅうの生地をこねています。生地はつくね芋とお砂糖のみ。
白い粉は「上用粉」という、うるち米の粉です。こねて、上用粉を生地に練りこんでいきます。
![BH4A7702](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7702-1024x578.jpg)
黒のこし餡を、上用の生地で包んでいます。
いつもの上用まんじゅうより、かなり大きくて、包むにも注意が必要です。
![BH4A7708](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7708-1024x578.jpg)
お酢をかけて、20分くらい蒸します。ソフトボール大くらいの大きさです。
次に、底の面を「一文字」といわれる銅の鉄板で焼きます。
これは調布の鮎の生地を焼くのにも使われるものです。
銅板を使う理由は、熱伝導が良く、ムラなく焼けること、そして火の調整がしやすいこと。
![BH4A7713](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7713-1024x578.jpg)
ホットケーキを焼いたら、とてもきれいに焼けると思います(焼いたことはありません)。
![BH4A7725](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7725-1024x578.jpg)
白餡と山芋練り切りを合わせて、緑色に染めた餡をとおしで漉して、
お箸で丁寧につけていきます。
![BH4A7729](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7729-1024x578.jpg)
ふんわり、まんべんなく、お山のようにしていきます。
![BH4A7735](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7735-1024x578.jpg)
染め分けた練り切りで梅や竹を抜き型でぬいて、飾っていきます。
![BH4A7740](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7740-1024x579.jpg)
完成!
![BH4A7741](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A7741-1024x579.jpg)
おもに婚礼、お誕生日などのお祝いのときに使われます。
切り分けて皆でいただきます。
色々なバージョンがありますが、こちらは婚礼。
松竹梅に鶴亀の組み合わせで、さらにおめでたい蓬莱山です。
![BH4A0559](https://kameya-yoshinaga.com/cms/wp-content/uploads/2016/08/BH4A0559-1024x578.jpg)
色々な場面合わせて、ご要望をお伺いしてお作りしています。