かめや和菓子部 / 立春

皆さま、こんにちは。かめや和菓子部「地」チームです。
今回は2月4日頃、「立春」のお菓子をご紹介いたします。

「立春」は二十四節気の1番目の暦で、春のはじまりを意味します。
余寒の中にも、梅の開花などに少しずつ春の気配を感じる頃。

立春の七十二候(二十四節気の各候をさらに3つに分けた期間)で「魚上氷(うおこおりをいずる)」をコンセプトにした和菓子を考えました。

「魚上氷」は、冬の間に凍った川や湖の表面の氷が徐々に薄くなり、氷の下に魚影がみえる頃をさします。

その様子を 冬と春色に染めた白あんが透ける外郎に、すり蜜で魚影を描いてあらわしました。

銘は「薄氷(うすらい)」と名付けました。
春の季語で、春浅いころの薄く張った氷や、解け残った薄い氷をさします。
きれいな季語で、お菓子にもぴったりなので名付けました。

こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。

・本店:2月4日(土)〜10日(金)
・京都伊勢丹店(直営店):2月4日(土) のみ
・髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:2月8日(水)

季節は少しずつ冬から春へ。 あたたかな陽気が待ち遠しいですね。

次回は、2月19日(日)頃に「雨水」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願い致します。

(かめや和菓子部 地チーム / 製造・潮田 )