皆さま、こんにちは。かめや和菓子部「風」チームです。
今回は3月21日頃、「春分(しゅんぶん)」のお菓子をご紹介いたします。
うららかな日が多くなり、お散歩が楽しみになる時期ですね。
今回お菓子を作るにあたって、眠っている木型を使えないかと探したところ
春の訪れを感じられるたんぽぽの木型を見つけ、これを使おう!と決まりました。

繊細な木型を使い、うららかな春の野原をイメージした色合いに。
たんぽぽの古名である「鼓草」を元に、鼓の形に仕上げました。


銘は「鼓草(つづみぐさ)」。
鼓草の名前の由来は諸説あり、茎を切り取って両端を裂いて水に浸すと
その部分がくるりと外側に広がり鼓の形に似ているから、という説や
鼓をたたいた時の「タン、タン、ポン、ポン」という音から、という説もあるそうです。
昔の人の豊かな発想力が感じられる、素敵な由来ですね。
優しい色合いのお菓子で春の訪れを感じていただき、
ほっこりとした時間をお届けできれば、と思います。
こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。
・本店:3月21日(火)〜27日(月)
・京都伊勢丹店(直営店):3月25日(土) のみ
・髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:3月22日(水)
次回は、4月5日(水)頃に「清明」のお菓子をご紹介予定です。
引き続き、よろしくお願い致します。
(かめや和菓子部 風チーム / 今安、坂本、重矢、田谷 )