皆さま、こんにちは。かめや和菓子部「火」チームです。
二十四節気の7つめ、「立夏」のお菓子をご紹介いたします。
「立夏」とは、夏のはじまりの時期です。
過ごしやすい気候になり、晴れ渡る青空や新緑のきらめきに、心躍る季節となりました。

幼い頃の大切な思い出のなかに、シロツメクサの花冠を編んだ記憶があります。
また、夢中になって四つ葉のクローバーを探した記憶も。
今回は、そんな幸せな思い出をうつした、外郎のお菓子を考えました。

中は、旬のよもぎを使ったよもぎ餡を包み、食感と味のアクセントに、かのこ豆をしのばせました。
外郎にほのかに透けるよもぎの緑色は、幼い頃に遊んだ野原をイメージしています。

どこかでこんな一節を目にしました。
“シロツメクサが愛されるのは、それぞれの幸せな記憶と結びついているから。”
読みながらとてもしっくりきたことを覚えています。

銘は、「花かざり」。
幼い頃に草花のアクセサリーを身に着けた楽しい思い出は、いくつになっても色褪せることなく、心に残り続けています。
懐かしい記憶と共に、お召し上がりいただけますと幸いです。
こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。
・本店:5月6日(土)〜5月12日(金)
・京都伊勢丹店(直営店):5月6日(土) のみ
・髙島屋京都店 季節生菓子コーナー:5月10日(水) のみ
次回は、5月21日(日)頃に、「小満」のお菓子をご紹介させていただきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 火チーム / 板山、吉井、増田、田井中 )