2023年秋 大阪公立大学の辰巳砂学長様よりお茶会のお菓子のご依頼をいただきました。
お菓子は、研究テーマである「全固体電池」をモチーフにして欲しいとのことでした。

初めての「全固体電池」というワードに、???、ドキドキしながらも、詳しくお話を聞かせていただきました。
日持ちがした方が良いとのことで、棹菓子に決まり試作を重ねました。
電池の活物質(粒々)は、丹波大納言小豆と白小豆で表し、間の電解質層は黄色に染めた餅羊羹で表しました。
抜き型もお作りし、電極の➕と➖の餅羊羹も入れることに。
上層をピンク色にすることで思った以上に可愛いお菓子が出来ました。

+が斜めになって✖️になりやすいのが難しいところです。
マイナス極が下層にある方が、よりイメージに近いようですが、
ますます+が動いてしまうリスクが高いため、下層は+極とさせていただいております。

学長様も大変気に入っていただけたようで、お茶会も大いに盛り上がったそうです。
この先生の表情を拝見し、こちらも嬉しくなります。

最終的に、お土産用にもご注文いただき、パッケージもお作りさせていただきました。

楽しいオリジナルのお菓子ができました。
誠にありがとうございます。
制作期間:約1ヶ月
打ち合わせ回数:対面2回
その他、メール、電話でのやりとり