工芸菓子

いよいよ桜が散ってしまう頃になりました。

そんな中、工場で小さな春を見つけました!

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明日、4月21日(金)~5月14日(日)まで三重県で開催される『第27回全国菓子大博覧会・三重』に工芸菓子を出展します!

お菓子の博覧会、その名も菓子博。4年に一度開催されるこの菓子博は今年で27回目。今年の菓子博の愛称は『お伊勢さん菓子博2017』だそうです。詳しくは菓子博のホームページ概要をご覧くださいませ。

そもそも工芸菓子とはなんだろう?私も初めはよくわからず、調べてみました。

飾り菓子とも言うそうで、お菓子の材料を使った展示、観賞用の造形作品だそうです。もはやお菓子を食べるという域を超えているのもすごいですね。

今回亀屋良長の職人が使用している主な材料は米粉、餅粉、あんこ、砂糖です。

そこで、制作現場に潜入してみました!

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皆さん真剣に制作している様子です。右手前にいる日野山が中心となり、若い職人にも教えながら制作しています。

手前にあるのは桜🌸!

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すごくきれいですね……まるで本物のようです。これがお菓子の材料でできているとは思えません。

桜の花を枝に付けているところでした。枝と桜の花を糸で巻きつけてくっつけています。

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自然の桜に近づいていますね。小さな春が満開の桜になっていくようで楽しみです!

ちなみに枝のどの部分に桜の花を付けていくかは職人の勘とセンスによります。本物の桜にしか見えませんね。

桜の奥で作っていたのは藤の花。

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これまた小さな花を茎に付ける、細かい作業をしていました。

二色の花がとてもきれいですね。

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製作途中の牡丹の芯もありました!どんな大きさの花ができるんでしょうか。これも完成が楽しみですね!

完成予想図を聞いてみると、桜の枝に藤の花が絡まっているような図と牡丹の花とあとは鳥がいるそうです。どんな鳥なのかはまだ分かりませんが、桜と藤と牡丹の芯でこれだけのものです。きっと鳥も素晴らしいものなのでしょう…。

ぜひみなさん、明日4月21日~5月14日までの菓子博へ、完成した工芸菓子を観に足を運んでいただけると嬉しいです!

HP担当 川勝