星のや京都さまとのオリジナルウェルカムスイーツのお取り組みも、ありがたいことに9年目となりました。

2024年は、四季や嵐山にちなんだ和歌にあわせて、創作させていただきました。
今までの「一口菓子3種」とは異なり、「生菓子と干菓子」のセットでお作りしております。

「ほととぎす 鳴きつる方をながむれば ただありあけの月ぞ残れる」(5、6月)
「夏の夜は まだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに月宿るらむ」(7、8月)
「小倉山 峰のもみじ葉心あらば いまひとたびの みゆきまたなむ」(9〜11月)
「かささぎの 渡れる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」(12〜2025年2月)
「ひさかたの 光のどけき春の日に 静心なく 花の散るらむ」(3、4月)

和歌を理解し、お菓子で表現するのは難しくも楽しいです。
アイデア出しは全社員で行い、イラストの中から選んだ数種類を試作します。
ある程度形になった後、星のや様にご試食いただき、微調整を行い最終決定しています。
試行錯誤の中で、新たな技法が生まれることもあります。
星のや様の、常にお客様に喜んでいただくための工夫と知恵に学ばさせていただいております。
お客様の素敵な思い出の1コマに登場させていただくことができ、大変光栄です。
ありがとうございます。
制作期間:約2ヶ月
打ち合わせ:メール、電話でのやりとり