かめや和菓子部 / 大暑

皆さまこんにちは。

かめや和菓子部「水」チームです。
今回は7月22日頃、「大暑」のお菓子をご紹介いたします。

大暑とは、一年のなかで最も暑さの厳しい時期。

土用の丑の日にうなぎを食べてスタミナをつけたり、打ち水で涼を得たりと蒸し暑い日々を乗り切るための様々な風習があります。

今回は、この時期にみられる光景をイメージし、外郎製のお菓子をお作りしました。


菓銘は「片陰」でございます。
片陰とは、夏の午後に太陽が傾いてきた頃、家屋や塀にそって道の片側にできる日陰のこと。

白あんと黒糖あん、二種類のあんを使うことで片側が陰になっている様子を表現いたしました。

容赦なく日差しの照り付ける毎日ですが、片陰をみつけ日陰を歩いていると風の涼しさを感じたり、日差しのきらめきに気がつくことができるかもしれません。

と言いたいところではございますが、実際には、日陰に入ったとしても暑いものは暑い…。皆様には、せめてお菓子だけでも涼しさや美しさを楽しんでいただけますと幸いでございます。

こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。

・本店:7月22日(火)~7月28日(月)
・京都伊勢丹店(直営店):7月26日(土)
・高島屋京都店 季節生菓子コーナー:7月23日(水)

次回は、8月7日(木)頃に「立秋」のお菓子をご紹介予定です。

引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 水チーム / 児玉、板井、大杉)