かめや和菓子部 / 立秋

皆さまこんにちは。

かめや和菓子部「風」チームです。
8月7日頃、「立秋」のお菓子をご紹介いたします。

立秋は、暦の上での秋の始まりとされています。立秋を境に、季節の挨拶が「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へ変わります。
しかし、「秋」とは名ばかりで、虫の声や空の様子にほんのりと秋の気配を感じることはあっても、実際には暑さがピークになる頃です。


今回のお菓子は、8月に見頃を迎えるひまわりの花をモチーフにいたしました。

ひまわりは、成長期に太陽を追うように回ることから「日廻り」と名付けられ、のちに「向日葵」となりました。ひまわりの花自体も太陽のような存在感で、見ていると元気を分けてもらえるような気がいたします。

練り切りで、中は白あんをお包みいたしました。
ひまわりを丸く表現し、可愛らしくレトロな雰囲気のお菓子になりました。

*当店で昔からお作りしている「菊日和」の意匠をヒントに、練り切りに型押しで花びらを表現いたしました。

菓銘は「それいゆ」。
フランス語の「soleil」を基にした言葉で、「太陽」もしくは「ひまわり」の意味を持ちます。その明るく前向きなイメージから、様々な名称に用いられています。

まだまだ暑い日が続きますが、朗らかに咲くひまわりにあやかり、元気に残暑を乗り切りたいですね。

こちらのお菓子は下記の期間に販売いたします。

・本店:8月7日(木)~8月13日(水)
・京都伊勢丹店(直営店):8月9日(土)
・高島屋京都店 季節生菓子コーナー:8月13日(水)

次回は、8月23日(土)頃に「処暑」のお菓子をご紹介予定です。

引き続き、よろしくお願いいたします。
(かめや和菓子部 風チーム / 田渕、佐々木、田井中)